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QC資料には品質管理するのに、なぜ指摘の品質は管理しないのか
QC資料には、品質を求められます。
データは正しいか。
原因と対策はつながっているか。
効果は確認できているか。
標準化できているか。
それなのに、資料への指摘はこうなりがちです。
- なんか弱い
- もっと詳しく
- 言い方が気になる
- このグラフ微妙
- こっちの方がよくない?
これは、指摘の品質が低いです。
資料には品質管理するのに、指摘の品質を管理しない。
ここが、赤字ラッシュの原因です。
ゴミ指摘とは何か
ゴミ指摘とは、リーダーの作業を増やすだけで、評価項目の品質を上げない指摘です。
たとえば、
なんか弱い。
これは困ります。
何が弱いのか分かりません。
もっと詳しく。
これも困ります。
どこを詳しくするのか分かりません。
言い方が気になる。
これも、そのままだと困ります。
どの評価項目に効くのか分かりません。
良い指摘とは何か
良い指摘は、こうです。
評価項目:現状把握
着眼点:悪さが浮きぼりになっているか
今の不足:件数はあるが、何が一番悪いかが見えていない
修正案:種類別のパレート図を入れる
優先度:高
理由:次の要因解析につながるから
これなら、言われた側も納得できます。
「ああ、それは必要だね」となります。
指摘の優先順位
すべての指摘を直す必要はありません。
優先順位をつけます。
| 優先度 | 指摘の種類 | 対応 |
|---|---|---|
| S | 幹のシナリオが崩れる | 即対応 |
| A | 評価項目の主要着眼点に効く | 基本対応 |
| B | 数字・客観性・深度が上がる | 余力があれば対応 |
| C | 表現・見た目・言い換え | 最後に対応 |
| D | 評価項目に接続できない感想 | 原則保留 |
たとえば、現状把握ならこうです。
| 優先度 | 指摘例 |
|---|---|
| S | 悪さが何か分からない |
| A | 何が一番悪いか見えない |
| B | 確認工数が数字で出ていない |
| C | 「迷惑」を「確認工数」に言い換える |
| D | なんとなくグラフがダサい |
この順番で直します。
「言い方が気になる」も良い指摘にできる
「言い方が気になる」は、そのままだと弱いです。
でも、こう言えば良い指摘になります。
評価項目:テーマ選定
着眼点:関連部門への配慮
不足:今の表現だと現場を責めているように見える
修正案:「現場が押していない」ではなく、「打刻漏れが発生しにくい仕組みを整える」と書く
優先度:中
理由:関連部門への配慮に効く
これなら採用できます。
指摘は、言い方ではなく構造です。
評価項目に効くか。
修正内容が明確か。
優先度が分かるか。
ここで判断します。
まとめ
QC資料の赤字ラッシュを減らすには、指摘の品質を管理します。
良い指摘は、評価項目に接続しています。
悪い指摘は、ただの思いつきです。
リーダーは、すべての赤字を同じ重さで受け取らなくていいです。
評価項目に効くものから直しましょう。
