反芻を減らすには、気合いだけでは足りない。
必要なのは、構造化、距離、回復の3つである。
まず、構造化。
違和感をそのまま残さない。
何が変なのかを言葉にする。
リーダー論としておかしいのか。
安全性を壊しているのか。
主体性を求めながら主体性を潰しているのか。
課題設定がズレているのか。
標準化されていないからガチャになっているのか。
こうして名前をつけると、脳は「意味不明な出来事」ではなく「理解済みの構造」として扱える。
次に、距離。
反芻の大元が人間なら、その人との距離を取る必要がある。
理解しようとしすぎるほど、巻き込まれる相手がいる。
特に、一般論はまともなのに個別では圧をかける人は危険である。
脳が整合性を取りに行ってしまうからだ。
その場合は、相手を理解するのではなく、接触時間を減らす。深く受け取らない。ログ化する。物理的に離れる。
最後に、回復。
構造化しても、距離を取っても、体が寝不足なら思考は荒れる。
昼寝する。
散歩する。
夕方の田んぼを歩く。
空を見る。
風を受ける。
体を戻す。
反芻は、頭だけの問題ではない。
体の残量とも深く関係している。
だから、反芻対策はこうなる。
違和感を構造化する。
トリガーから距離を取る。
体を回復させる。
この3つが揃うと、反芻はかなり減る。
「考えないようにする」のではない。
考え切って、離れて、回復する。
これが、反芻を減らすための実務的な方法である。
