目標設定から標準化まで|QCストーリーを迷子にしない作り方

QCストーリーでよくある失敗は、各ページがバラバラになることです。

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  • 想定キーワード:QC 目標設定 / QC 要因解析 / QC 対策 / QC 効果確認 / QC 標準化 / QCストーリー 作り方

QCストーリーは、一本の線でつなげる

QCストーリーでよくある失敗は、各ページがバラバラになることです。

  • テーマは打刻漏れ
  • 現状把握は月別件数
  • 目標はなんとなく半減
  • 原因は注意不足
  • 対策は掲示
  • 効果はよくなった気がする
  • 標準化は今後も続けます

これだと弱いです。

QCストーリーは、一本の線でつなげます。

何に困っているか
↓
何が一番悪いか
↓
何をどれだけ良くするか
↓
なぜ悪さが起きるか
↓
真因は何か
↓
真因に何をしたか
↓
効果は出たか
↓
続く仕組みにしたか

目標設定:何を・どれだけ・いつまでに良くするか

目標設定で見られるのは、次のようなことです。

  • 目標を決めるまでのプロセスと根拠が明確か
  • 目標値が数値化されているか

浅い目標はこれです。

打刻漏れを減らす。

これだと、達成したか分かりません。

良い目標はこうです。

◯月までに、打刻漏れを月◯件から月◯件以下にする。

さらに強い目標はこうです。

締め日前後の確認工数を減らすため、◯月までに打刻漏れを月◯件以下にする。

ここまで書くと、悪さと目標がつながります。


要因解析:注意不足で終わらせない

要因解析で一番やってはいけないのは、これです。

原因は注意不足です。

これで終わると、対策は注意喚起になります。

そして、たいてい再発します。

要因解析では、人を責めるのではなく、発生条件を見ます。

打刻漏れなら、問いはこうです。

いつ漏れるのか?
どの場面で漏れるのか?
なぜその場面で思い出せないのか?
漏れた当日に気づける仕組みはあるか?
確認が後工程に流れる理由は何か?

こうすると、真因が見えてきます。

たとえば、

打刻を思い出す導線が弱い。
漏れを当日中に検知できない。

このように、対策できる原因まで落とします。


対策:真因と1対1でつなげる

対策で見られるのは、次のようなことです。

  • 真の原因と対策が結び付いているか
  • 適切な対策を選定しているか
  • 実施計画と役割分担があるか

浅い対策はこれです。

注意喚起しました。

強い対策は、真因と対応しています。

真因 対策
打刻を思い出す導線が弱い 退勤導線上に表示を置く
漏れを当日中に検知できない 当日確認ルールを作る
管理部署への確認が締め日前に集中する 日次で未打刻を確認する

ここまで来ると、対策が「なんとなく」ではなくなります。


効果確認:よくなりました、で終わらせない

効果確認で浅いのはこれです。

よくなりました。

これでは弱いです。

効果確認では、対策前後で同じ指標を比較します。

指標 対策前 対策後
打刻漏れ件数 月◯件 月◯件
確認工数 月◯分 月◯分
締め日前集中件数 月◯件 月◯件

さらに、目標とつなげます。

目標は月◯件以下。結果は月◯件。目標達成。

または、

目標には届かなかったが、退勤漏れは減少した。残課題は外出戻り漏れ。

こう書けば、判断できます。


標準化:今後も続けます、は弱い

標準化でよくある浅い書き方はこれです。

今後も継続します。

これだと、誰が、いつ、何をするのか分かりません。

標準化では、こう書きます。

見ること 内容
誰が 担当者、代替者
いつ 毎日、締め前、月末
何を 未打刻一覧、確認表
どうする 通知、修正依頼、記録
崩れた時 再発時の対応、見直しタイミング
教育 新人・異動者への説明

標準化は、気合いではありません。

担当者が変わっても続く仕組みです。


反省と今後:感想ではなく、次につなげる

反省で浅いのはこれです。

大変でした。次も頑張ります。

これでは弱いです。

強い反省は、次につながります。

今回の活動で、注意喚起だけでは改善が定着しにくいことが分かった。
忘れにくい導線と、早期に気づける運用が重要だった。
次回は、休暇申請遅れや残業申請漏れにも同じ考え方を展開する。

これなら、活動の学びがあります。


まとめ

QCストーリーは、ページを並べるだけではありません。

一本の線でつなげます。

困りごと
↓
悪さ
↓
目標
↓
真因
↓
対策
↓
効果
↓
標準化

この線が通っていれば、発表はかなり分かりやすくなります。

逆に、この線が切れると、どれだけグラフがあっても迷子になります。


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