説明: ドラコ・マルフォイは女体化してもハリーへの絡み方が同じ。それなのに「Malfoid」の赤面ファンアートでは恋するお嬢様になる。原作のライバル関係と、読み方だけ変わる笑いを比べる。
原作のマルフォイはハリーを見つけるたびに突っかかり、嫌味を言って、負ければムキになる。ところが女の子の姿で頬を赤くして同じことをすると、急に「好きな男子に素直になれないお嬢様」に見えてくる。やってることはほぼ同じ。変わったのは視聴者の脳内ジャンルだ。
いつからいたの?
女性版マルフォイの絵自体は昔からある。Know Your Memeは2011年11月のTumblr投稿や、2024年3月のXの作品を紹介している。今回の「Malfoid」という名前と描き方が目立ち始めたのは2026年9月後半だ。
9月22日には@redteneriが、女性になったマルフォイがハリーをからかう絵を投稿。27日には@spaz141が、マルフォイドとハーマイオニーがハリーをめぐって張り合う絵を投稿した。29日には@masoq095が異なる姿のマルフォイドを3点公開。ひとりの発想が、次の絵描きの「じゃあ私はこう描く」を呼んでいった。
原作の理由は「嫉妬」、二次創作なら「照れ隠し」
原作のドラコは家柄を誇り、ハリーの名声や飛行の才能をうらやみ、対抗心を燃やす。公式サイト掲載の作者による人物解説も、ハリーへの感情の大きな部分を嫉妬と説明している。ほかの生徒もいじめるので、原作の意地悪を「実は恋心だった」と読み替えるのは、ファンの創作上の遊びだ。
一方、金髪のお嬢様、負けず嫌い、やたら特定の男子を気にする態度は、恋愛コメディにもぴったり。ここへ真っ赤な頬と泳ぐ目線が加わると、さっきまで敵意だったものが「好きだから構ってほしい」に見えてしまう。
セリフも行動も、ほぼそのまま
- ハリーをわざわざ探して絡む → 会いたくて口実を作ったように見える。
- 「ポッター!」と呼びつける → 好きな人の前で声が大きくなる。
- 勝負に負けて怒る → 認めてもらいたくて空回り。
- 言い返されて真っ赤になる → 「べ、別に気にしてないし!」と続きそう。
女の子なら嫌がらせが恋になる、という話ではない。 赤面、表情、画面の雰囲気が加わり、観客が同じ行動に別の字幕を付けているのだ。
ハリーだけ、まだ原作の世界にいる
例えば二次創作でこんな一コマを描ける。
マルフォイ「ポッター! 今日も調子に乗ってるわね!」 ハリー「またマルフォイか……」 マルフォイ「な、なんでそんな普通に返すのよ!?」
マルフォイは顔面真っ赤。ハリーはいつも通り「ああ、また絡まれた」と受け取る。一人だけ恋愛コメディに入場していて、相手はまだ普通に登校中。 この温度差がずるい。
原作の「ポッター!😡」が、女体化すると「ポッター!😡////」。記号が四本増えただけで長年の因縁に恋愛フラグが立ってしまう。これ、ホグワーツのどの呪文より強いだろ。
なお「Malfoid」の末尾「foid」は女性を見下す英語圏のネット用語に由来する呼称だ。ファンアートの設定と名前の由来は分けて理解しておきたい。
マルフォイ、昨日と同じことしかしてないぞ。なのに今日はどうして告白の前振りみたいになってるんだ。
出典: https://knowyourmeme.com/memes/malfoid-female-draco-malfoy / https://knowyourmeme.com/editorials/guides/what-is-the-malfoid-meme-the-viral-female-draco-malfoy-fan-art-trend-explained ; https://www.harrypotter.com/writing-by-jk-rowling/draco-malfoy
