はじめに
新入社員に対して、よくある言い方があります。
「もっと主体性を出して」 「自分で考えて動いて」 「分からないなら聞いて」
しかし、これだけで新入社員が動けるようになることは多くありません。
なぜなら、新入社員はまだ、何を判断してよいのか、どこまで意見を言ってよいのか、失敗したときにどう扱われるのかが分からないからです。
主体性は、命令して出させるものではありません。
主体性は、安心して小さく判断できる環境から出てきます。
この記事では、新入社員との接し方として、現場で使いやすい「小さく任せる」「答えやすく聞く」「採用する」「褒めて役割化する」方法を整理します。
1. 新入社員が受け身に見える理由
新入社員が受け身に見えるとき、必ずしもやる気がないわけではありません。
多くの場合、次のような状態です。
- 何をしてよいか分からない
- どこまで判断してよいか分からない
- 間違えたら怒られるかもしれない
- 自分の意見に価値があるか分からない
- 先輩や上司との距離感が分からない
- 聞くタイミングが分からない
つまり、能力や意欲の問題というより、判断するための足場がまだない状態です。
この状態で「自分で考えて」と言われても、本人からすると難しいことがあります。